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2008年01月06日

実験11日目。

実験11日目。

S字型の抱き枕にもある程度慣れました。
相変わらず寝相が悪くなることが多いですが
頭を置く位置、足で挟む位置はつかんだつもり。

ところで、このS字型の抱き枕ですが
筒型(あるいは封筒型)の抱き枕のほうが一般的です。
シンプルな形だから、どんな人にも使いやすい、
つまり、使い方を選ばない形だから、ということもあるでしょう。
しかし、おそらくは、作り手の事情によるんだと思います。

枕を作る立場に立ってみると、イチバン作りやすいのは
封筒型で、その次が筒型。S字型などのイレギュラー型は
縫製や型紙が複雑になり、生地のロスも出やすいので
敬遠されがちです。

このほかにも、たとえばふとんのサイズにも作り手の事情が。
一般的なふとんのサイズは、年代やメーカー、用途によっても
ちょっとは異なりますが、

・掛ふとん シングル:幅150×丈210cm
・敷ふとん シングル:幅105×丈210cm

で、ほとんど統一されています。
丈(長さ)は平均身長の変化もあって、昔に比べて若干長くなりましたが
幅にはほとんど変化がありません。これにもやはり作り手の事情があります。

昔からふとんに使われていた生地(ドンス生地)の幅は決まっており
その生地を無駄なく使うと、自然、幅が150cm程度になったということらしいです。
実際、150cmであれば過不足ないですが、使う人のことを考えた幅、というよりは
自然、そうなったというのが本当のところでしょう。

もちろん、生地に無駄が出ないということは、製品を安く作ることが出来るということですから
結果的にお客様にも安く提供できるわけで、決して悪いわけではありません。
むしろ、無駄を省いて、いいものを少しでも安く提供しようという意図があったと思います。
安くすることでお客様の満足に貢献しよう、という作り手の視点です。

ただ、最近は(といってもけっこう前ですが)生地の幅も広くなったので、もう少し幅にも
個人差があっていいと思いますし、実際、調節は可能だと思います。
そういうセミオーダー(あるいは、生地や中綿も選ぶフルオーダー)をやるお店が
少ないのも、事実ですが。

自分の好みに合ったふとんや枕を、オーダーで作れる時代です。
快適な睡眠のためにも、ぜひ利用してもらいたいと思います。






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Posted by 寝具専門 園田ふとん店 at 16:43│Comments(0)④抱き枕
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