2008年02月24日
座布団枕の結果。
2008年2月23日(土)→24日(日)
今日は朝5時頃に目がさめたが
まだ眠たかったので、寝た。
もちろん体勢は仰向けである。
さて、今回の座布団枕2のまとめ。
良い点
・高さを自分で調節できる
・自分の家にあるものを再利用できる
・寝心地はまずまず良い(仰向けだと特に)
悪い点
・座布団サイズなので、枕にはちょっと大きい
・座布団として使っていたものを枕に使うことは、精神的に抵抗が伴う
・カバーをしないとバスタオルが「はだける」(ちょうどいいカバーは少ない)
で、結論としては
「(条件付で)おすすめ」
「条件付で」の条件は、主に2つ。
①枕として使いやすいサイズであること
②なるべく新品であること(誰の尻にも敷かれてないもの)
①は、特にベッドでの使用を考えると
今のサイズ(55×59センチ)は大きすぎて使いづらいから。
②は、なんたって使い古しの座布団はマズイでしょう、と。
硬さ・高さはともかく、お尻に敷かれてたものに
大事な顔を乗せるなんて、あんまり気持ちいいものではないので。
そこで、先日もお話したとおり
座布団枕の試作品を試してみようと思う。
サイズは一般的な枕カバーに入るサイズ(43×63センチ)なので使いやすく
もちろん、誰の尻にも敷かれていない、新品。
最初は「座布団用の綿」を使った枕を試すことにする。
特徴としては、今回の試作品の中ではイチバン高く(厚く)
素材がコレまでと同じ綿100%だということ。
コレにバスタオルを適度に敷いて眠ってみようと思う。
さてどうなるか・・・。
2008年02月23日
実験13日目。
2008年2月22日(金)→23日(土)
昨日も仰向け寝。
うつ伏せで寝るほうが快適だと思っていたのに
この枕に関しては、仰向けのほうが良い。
あくまで寝始めの話で、途中うつ伏せにもなってるんだろうけど。
ほんと、眠りというのに「絶対」は無いなあ、と。
身体のコンディションにもよるから
快適な姿勢がコロコロ変わる。
そこんところは
イトイ新聞の「睡眠論」でも
「7時間眠らなきゃいけないんじゃない。
人間は必要な分だけ眠るように出来てるんだ」
という趣旨のことが語られている。
カタチにこだわり過ぎない
自然体の眠りが大切なようだ。
2008年02月22日
試作品完成 / 実験12日目。
2008年2月21日(木)→22日(金)
昨日は休んでしまった。
この枕は、高さからいって
どうも仰向けのほうが良いようだ。
横向きでは少し低すぎる。
さて、試作品が完成しました。
≪左から、座布団綿、硬綿、ホロフィルⅡ≫
基本データ。
①大きさ:3つとも、40×60センチ
②重さ
・座布団綿 :約1100グラム
・硬綿 :約 700グラム
・ホロフィルⅡ:約 600グラム
③厚さ(高さ)
・座布団綿 :約10センチ
・硬綿 :約 5センチ
・ホロフィルⅡ:約 5センチ
触った感じでは
<軟> <硬>
ホロフィルⅡ→座布団綿→硬綿
実際に重し(約4キロ)を乗せて、どのくらいヘタるか見てみた。
・座布団綿
3~4センチくらいへこむ
・硬綿
あまりへこまない
・ホロフィルⅡ
3つのうちでは柔らかく、へこみも大きい
明後日から、さっそく試してみようと思う。
2008年02月20日
実験10日目。
2008年2月19日(火)→20日(水)
「座布団枕Ⅱ」を使い出してからふと感じる。
最近、夜中に起きなくなったなあ、と。
敷ふとん無し生活のときや、変な枕を使っていたときは
けっこう2時とか3時に目が覚めてたんだけど
最近は夜12時頃に寝たら、翌朝7時まではグッスリ。
これも、座布団枕の効果かしら。
今日がある方は、試してみたほうが良いと思います。
2008年02月19日
実験9日目。
2008年2月18日(月)→19日(火)
昨日も眠れた。
昨日から、エベレストにも登れる
あったか肌着で完全防備したので
余計にヌクヌク眠れた。
さて昨日、例の枕の試作品を作ってくれる工場の
社長さんが店に来た。
その社長さん曰く
「寝返りは、しないほうがいいんと違いますか」と。
社長さんが思うに、一定時間、同じところに寝ていると
ふとんが熱くなるから、熱くないところへ身体が行こうとする結果
寝返りするのだ、と。
じゃあ、熱がこもらないような通気性の良いふとんを使えば
無駄な寝返りはしなくて済むんじゃないか、と言うのだ。
その社長さんは、全国の取引先を回るときに
自分専用のふとんを持ち歩いているほどのこだわり派だが
ただの一度も、宿泊先のホテルなり旅館なりのふとんに
そのまま寝たことはない、とのこと。
必ずそのふとんの上に、専用の敷パッド(うちの店にもある)を敷いて
熱がこもらないようにしてから眠るのだとか。
そうでないと、寝付けないらしい。
その甲斐あってか、70才をこえてまだまだ全国を行脚しておられる。
ま、寝返りを打たないほうが良いのか、打ったほうが良いのかはともかく
身体の一部分に、熱や圧力がかかるようなふとんではいけませんよ
と社長は言いたかったらしい。
忙しくてまだ届いてませんが
試作品、楽しみにしてますよー。
2008年02月18日
実験8日目。
2008年2月17日(日)→18日(月)
久しぶりに畳の上で眠った。
しばらくベッドの上だったので
座布団枕がやや使い辛かったのだが
畳の上なら気兼ねなく広げておける。
ただ、いまやかなりの人がベッドで眠る時代だから
このサイズの枕は使いづらいだろう。
試作品が多くの方の役に立つ
第一歩になることを願ってやまない。
それから、使っていくうちにタオルもヘタることがわかった。
最初から薄いので、ヘタるとは思っていなかったが
最初の寝心地を保つためには
毎日タオルを交換したほうが良いだろう。
そのほうが清潔でもあるし。
2008年02月17日
実験7日目。
2008年2月16日(土)→17日(日)
昨日は事情により、座布団枕を使うことが出来なかった。
残念ながら枕無しですよ、とほほ。
ところで昨日、お店に
「ためしてガッテン」の座布団枕の回を見た
というお客様がいらっしゃった。
その方は、番組で紹介されていた座布団(厚さ3~4センチにヘタったもの)
を探しに来られたのだが、あいにくヘタった座布団を商品にはできないので
置いていないということと、座布団枕用に試作品を作っている旨、お伝えした。
するとその方は、「試作品でいいから、連絡を」と。
試作品は3種類あるから、どれかお試しいただこうと思う。
その方から感想も聞ければ、とも思っている。
この枕のポイントは
自分好みの高さに調節できるということ。
コレだけなら、店頭で計測して作る枕でも良さそうだが
忘れてはいけないことがある。
枕の真価は、敷ふとんの上で使ってこそ発揮される。
言い換えれば、自分の家の敷ふとんで使ってみなければ
良いか悪いかは判断できないということだ。
センチ単位で測っても、敷ふとん次第で高さは変わるといってもいい。
ならば、自宅に持ち帰ってから高さを決められる枕のほうが
ずっと親切ではないか。
また、番組では本来、自宅にあるものだけで快適な枕が作れる
というのもポイントとして挙げていたが
ずっと尻に敷いていたものを枕にして使うのは何だかなあ
と思ったので、今回の試作品を作っているのである。
2008年02月16日
実験6日目。
2008年2月15日(金)→16日(土)
仰向けに眠ることに関して
この座布団枕はなかなかいい。
ただ、ふと横向きになると
少し低いと感じることがある。
逆に、横向きでちょうどいい高さにすると
仰向けでは高すぎることもある。
「ためしてガッテン」では
横向きに眠って、鼻・口・胴体の中心が一直線になるのが最適な高さ
と説明していた。
肩幅の広さには個人差があるだろうけど
そこら辺は調整しろ、ということかな。
ちょうどいい高さを探すのも
この枕の楽しみということか。
2008年02月15日
実験5日目。
2008年2月14日(木)→15日(金)
昨日はバレンタインデー。
数は少ないが
チョコレートをもらったので
眠る前に食べたら
ちょっと眠れなかった。
そのせいか、朝起きても
すっきりせず、眠いまま。
枕のせいではないだろうが・・・。
枕やふとんでも、解決できない種類の
寝不足というのは、あるのだなあ。
2008年02月14日
実験4日目。
2008年2月13日(水)→14日(木)
昨日も良く眠れた。
いままで寝返りが重要だって言ってきたけど
この枕は、寝返りを意識する必要がない感じ。
それくらい、スムーズに寝返りが出来てるんじゃないかと思う。
かなりいい。一、二を争う快適さであります。
さて、枕の試作品をさっそく発注した。
外側の生地は同じだが
とりあえず3種類の中綿を試してみることに。
①普通の座布団用綿
素材:綿100%
特徴:太めの繊維でヘタりにくい。
②座布団用硬わた
素材:ポリエステル100%
特徴:あらかじめ圧縮し、よりヘタりにくく設定。
③敷ふとん用わた
素材:ポリエステル100%(ホロフィルⅡ100%)
特徴:こちらも圧縮したもの。ヘタりにくさに加え
通気性にも優れた、高機能素材「ホロフィルⅡ」だけを使用。
その他の仕様は、①②③とも以下の通り。
サイズ:40×60センチ(43×63センチの枕カバーに対応)
側生地:綿100%(生成り)
試作品が完成したら、寝心地を確かめねば。
商品にするなら値段とのバランスも重要だ。
試作品、楽しみです。
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ほぼ日刊イトイ新聞の「睡眠論」がおもしろい。
いま「睡眠」学者のセンセイが
糸井重里さんと対談してます。
その模様はコチラで。←クリック!!!
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2008年02月13日
実験3日目。
2008年2月12日(火)→13日(水)
いやあ、好調であります。
仕事などの疲れもあってか寝つきもいいし
眠った後は疲れも取れてるような気がするし。
以前感じていたような肩の重さもあまり気にならない。
使ってる材料としては、実にシンプル。
・(使用済みの)座布団
・タオル
・枕カバー(今は座布団カバーで代用)
ジツはこれ、商品になるんじゃないかと思ってきた。
使用済み座布団を商品にするのは論外だけど。
「使用済みの座布団がいい」って
NHKの「ためしてガッテン」で言ってたのは
硬さと高さがちょうどいい、という意味だろうから
あらかじめ、あの高さ・硬さに設定した中綿を
使えばいいかな、と。
で、タオルは、あえてつけないことにしよう。
ご家庭の余ったタオルを使えば済むし
そもそも適切な高さには個人差があるようだし。
座布団枕で困るのが「大きさ」。
座布団はほぼ正方形(55×59センチ)だから
そのまま使うと、幅はちょうどいいけど
丈が長すぎるのが難点。
ベッドだとさらに使い辛い。
なので、枕くらいのタテヨコ比率に
仕立ての段階でカットしようと思う。
サイズは、35×55センチか、43×63センチ。
コレなら市販の枕カバーに入る大きさだ。
重ねたタオルを入れることを考えて
枕本体は少し小さくした方がいいかもしれない。
さっそく、試作品を作ってみることにしよう。
経過はまた後日ということで。
2008年02月12日
実験2日目。
2008年2月11日(月)→12日(火)
座布団の上に敷いたバスタオルがめくれる
という課題は、昨日も書いたとおり
大きめの座布団カバーをすることで克服できた。
さて、恥ずかしながら風邪を引いてしまったので
周りにうつらないようにみんなとは違う部屋で
寝ることにした。普段は畳の部屋にふとんを直に敷いて
寝ていたのだが、昨夜は別の部屋のベッドで寝た。
すると、昨日まで気付かなかったことが。
座布団枕は、ベッドでは使いにくい。
座布団を折らずに使っているから
寝ようと思ったら少し下(足元の方向)に
ずらさないといけない。
写真では伝わりにくいかもしれないが
座布団枕だと、いつもより20~30センチは
下にずれることになる。
それくらい、大したことないって?
ふとんの寸法は、掛敷とも長さ200~210センチ。
しかし座布団枕を使うと、実質180~190センチの
ふとんに眠っているのと同じなのだ。
私の身長は172センチだから、つま先を伸ばすと
ふとんから足がはみ出る。
夏ならともかく、冬は死活問題だ、と言いたいくらいだ。
畳にふとんを直に敷いていれば
座布団の分は上にずらせばよかったけれど
ベッドでもそういくとは限らない。
昨夜はベッドの頭側に座布団をすべらせて難を逃れたが
ヘッドボードつきのベッドだとそれも出来まい。

≪ホテルなどで見かける、頭上の板です≫
いつか読んだ新聞には「座布団を半分に切り・・・」とあったが
座布団を半分に切ったら、よほどうまく処理しない限り
中綿がホコリとなって出続ける恐れもあろう。
いや、この枕の寝心地はいいんですよ。
以前、自分で試したよりもずっといい。
いいんだけど、いつもと違ってベッドで寝たら
使いづらい面もあるんだなあ、と思ったので。
2008年02月11日
実験1日目。
2008年2月10日(日)→11日(月)
ためしてガッテンを見てから1週間足らず
早速ためしてみた「バスタオル座布団枕」。
1度は失敗したから疑いながらも眠ってみたら
意外とガッテンしちゃったじゃないか、コノヤロー。
ま、前回の座布団枕は座布団単独で
しかも折り曲げて使ってたから
今回のように
・折り曲げずにそのまま使い
・座布団の上にバスタオルを敷く
ことによって、課題だった高さとクッション性は
まずまずクリアかなと。
残る課題としては、懸念されたとおり
・バスタオルがめくれたりして気持ち悪い
・使い古しの座布団だから(それを使えとNHKさんがいうので)
誰かの尻にしかれたものを使うのは、ちと気持ち悪い
という点だ。
バスタオルのめくれに付いては、上からカバーをかければ解消されるだろう。
いま使っている座布団のサイズが55×59cm(銘仙判)だから
カバーは一回り大きい59×63cm(八端判)を使えば、バスタオルを敷いても
問題なくカバーできそうだ。
使い古しの座布団の上に頭や顔を乗せる、ということについては
抵抗感に個人差があるだろう。
基本的には、そんなマネはありえない話であって
なんだか気持ち悪く思う人がほとんどなのではないか。
仮に新しい座布団であっても、座布団を枕にするのを
気持ち良くは思わない人が多そうだ。
いま使ってる枕に不満を感じているならば
そんなこといってられないと思うだろうが
睡眠には精神的安心感も大きくかかわってくる
ということは、忘れてはいけないと思う。
私もホントは座布団に頭を委ねるのは甚だ気持ち悪い。
が、人類の快眠のために、我が身を犠牲にするつもりであります。